がりゅうばいものがたり



1593年某日



文禄2年(1593年)、朝鮮出兵に出かけた伊達政宗は、
小さな白梅と紅梅をおみやげに持ち帰ったそうです。



伊達政宗は、このかわいらしい梅を、
自ら宮城県松島の瑞巌寺(ずいがんじ)に手植えしました。


時は流れ、411年後の2004年4月3日


伊達政宗の植えた2本の梅は、
その後もスクスクと立派に成長しました。

白梅は、「天に竜が昇る姿」、
紅梅は「竜が伏せている姿」のような姿をしています。

樹齢400年以上経過したこの老木は、
臥龍梅(がりゅうばい)とよばれ、
毎年4月、とてもあざやかな花を咲かせます。


ここが日本三景のひとつ、松島です。
こんなスバラシイ場所で
臥龍梅は育ったんだね〜(^o^)

瑞巌寺にやってきました。
あの門の中に臥龍梅があります。
元気かなー?ドキドキ・・・

これが紅梅です。
とても濃いピンク色で、
堂々とした幹に堂々とした花を咲かせています。

こちらが白梅。
まさに竜のような容姿の梅です。
こんな大きな梅、はじめて見ました。



今日は400年の時の流れを
タイムマシンで一気に駆け抜けたような、
そんな一日でした(^o^)

(補足)今年は例年になく暖かい日が続いたため、
臥龍梅の開花は3週間もはやかったそうです。


終わり